「財政出動が必要」認識で一致 安倍・オランド会談[2016/05/03 11:52]

 安倍総理大臣はフランスのオランド大統領と会談し、世界経済低迷への対策として財政出動が必要との認識で一致しました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 安倍総理としては2日のイタリアに続き、フランスからも財政出動に前向きな姿勢を引き出した格好です。
 安倍総理大臣:「G7には構造改革の加速化に合わせて、機動的な財政出動が求められているとの認識で一致しました」
 会談では、安倍総理が「世界経済は対応を誤ると一気に危機に陥るリスクがある」と訴え、G7各国による財政出動に理解を求めたのに対し、オランド大統領は「柔軟性を持って対応しなければならない」と応じました。安倍総理としては自らが議長を務める伊勢志摩サミットで、G7がそろって財政出動に取り組む姿勢を目玉の対策として打ち出したい狙いがあります。ただ、4日に会談するドイツのメルケル首相は財政規律を重んじる立場から慎重で、G7の足並みがそろうかどうかは全く見通せていません。

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