「国民怒りの声」憲法学者・小林節氏が政治団体設立[2016/05/09 17:20]

 安全保障関連法の廃止を訴える憲法学者の小林節慶応大名誉教授らが、夏の参院選に向けて政治団体を設立し、比例代表に小林氏を含む候補者10人の擁立を目指す考えを表明しました。

 小林節慶応大名誉教授:「一番怒りを感じるのは安保法でしょうか。ここ1年は安保法を軸に論争してきて、全く無視されて怒り心頭に走っている。どうしても憲法違反であると同時に、それから政策として愚かだと思うんです」
 小林氏らが設立した政治団体「国民怒りの声」は安保法制の廃止に加え、言論の自由の回復、憲法改正の阻止、原発廃止なども主張しています。今後はインターネットなどを通じて候補者を公募する方針です。ただ、10人集まらなかった場合は国政選挙への挑戦を「永遠に見送る」と述べました。また、民進党や共産党など、他の野党との連携について「共存的な競争をしていきたい」として、参院選1人区の野党統一候補の推薦も検討する考えです。

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