“存亡の危機”社民党 「民進党合流」提案で混乱(2016/05/13 11:50)

 前身の社会党から数えると71年。戦後最初の総選挙で内閣を誕生させ、その後も「マドンナ旋風」や村山政権など、輝かしい歴史を刻んできた社民党が夏の参議院選挙で存亡の危機に立たされています。吉田党首が民進党への合流を提案したのに対し、「二枚看板」のもう1人、福島副党首は強く反発していて迷走しています。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 混乱のきっかけは12日に突然、吉田党首が切り出したこの発言でした。
 社民党・吉田党首:「民進党との合流も選択肢として考えられるのではないか」
 国会議員への根回しなく検討が進められたため、幹部からも「そんな話は1ミリも出ていない」と困惑の声が上がっています。
 社民党・福島副党首:「合流ということになれば、それは本当に社民党がなくなってしまうわけで、政策のすり合わせやどうするのかというきちんとした話がない限り、それはできない」
 社民党は前回の参院選で1議席しか獲得できませんでした。次の参院選では吉田党首と福島副党首の二枚看板が改選を迎え、落選の恐れがあります。そのため、吉田党首が独断で合流にかじを切ろうとしたというのが真相です。一方、民進党内には、社民党との合流について「左のイメージが付いてしまう」という懸念や「悪い話じゃない」という声など様々な反応があります。
 民進党・安住国対委員長:「今、民進党が掲げた旗に賛同してもらうのであれば、私は歓迎したい」
 吉田党首は今月末までに最終的な対応を決めたいとしていますが、合流してもしなくても厳しい道が待っていることに変わりはなく、党の存続をかけた決断を迫られます。

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