W選挙は?消費増税は?“国会最後の山場”党首討論[2016/05/18 11:50]

 この国会初の党首討論が18日午後に行われます。安倍総理大臣が消費増税の延期に踏み込むのか、参議院選挙に向けた国会最後のヤマ場となります。

 (政治部・藤川みな代記者報告)
 野党側は「国民は景気回復を実感していない」「アベノミクスは行き詰まっている」と追及する構えです。ただ、GDP(国内総生産)速報値がプラスに転じたため、安倍総理は強気の答弁になるとみられます。そして、増税延期の判断時期や条件も議論になる見通しで、これまで「適時適切に判断する」と繰り返してきた安倍総理の発言が変化するかが焦点です。そして、気になる動きもあります。党首討論の後、安倍総理は谷垣幹事長、そして、公明党の山口代表と立て続けに会談する予定です。消費増税の判断について意見交換するとみられますが、自民党幹部は「安倍総理が増税延期を打ち出した場合に、野党側が内閣不信任案を出せば解散のきっかけになる」とみていて、ダブル選挙についても話し合う可能性があります。消費増税とダブル選挙を巡って安倍総理からどんな発言が飛び出すのか、与野党が固唾(かたず)をのんで見守っています。

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