W選?それとも「セミW」「ツイン型」?与野党神経戦[2016/05/19 11:48]

 伊勢志摩サミットの議論を踏まえて、安倍総理大臣は消費増税の先送りと衆議院の解散・総選挙の最終判断をする方針です。7月の参議院選挙と合わせるダブル選挙にするのか、少し時間を置いて秋以降、年内に行うセミダブル選挙なのか、それとも来年以降のツイン型選挙なのか、与野党とも固唾(かたず)をのんで見守っています。

 (政治部・成田彩乃記者報告)
 岡田代表が「増税延期」を後押ししたことで、もはや焦点は延期するかどうかの判断自体ではなく、いつ表明するか、そしていつ解散を仕掛けるかに移っています。野党側は19日朝に4党首が会談し、来年4月の消費税増税に反対することや「内閣不信任案」の提出を検討することで一致しました。「アベノミクス」の失敗を強調し、対決姿勢を鮮明にしています。こうしたなか、安倍総理が公明党の太田前国交大臣と午後、会談することが分かりました。太田前大臣は安倍総理からの信頼が厚く、ダブル選挙に慎重な公明党を説得するうえでのキーマンです。前回、2014年の解散の直前にも会談していて、今回も水面下での調整が行われるとみられます。

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