オバマ氏広島訪問に影響も 総理、直接対応要請へ[2016/05/20 11:48]

 沖縄県うるま市で行方不明になっていた20歳の女性が遺体で発見された事件は、ちょうど1週間後に迫ったアメリカのオバマ大統領の広島訪問にも暗い影を落としています。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 広島訪問という本来は平和をアピールするはずの舞台は、いまだに残る基地問題を引きずったまま進行していくことになります。
 安倍総理大臣:「非常に強い憤りを覚えます。さぞ無念だったと思います。ご家族のことを思うと言葉もありません」
 安倍総理は来週の首脳会談で、オバマ大統領に直接、徹底的な再発防止と厳正な対応を求める考えです。政府としては、事件と広島訪問とを分けて進めたいのが本音ですが、もはや困難な情勢です。さて、19日から広島入りしているアメリカの先遣隊ですが、原爆資料館や慰霊碑、そして原爆ドームを視察したほか、街へ出てお好み焼き店にも立ち寄っています。週末にも大統領の訪問先を最終判断します。当日のスケジュールですが、オバマ大統領は安倍総理に合わせて27日午後5時すぎに平和公園に到着する予定です。注目のスピーチは午後6時半ごろになりそうです。日没をにらんで、一連の滞在は約2時間程度となる見通しです。

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