「育児は夫婦で平等に」日本33％、スウェーデン93％

　子育て世代を対象に行った国際意識調査で、育児を「妻も夫も同じように行う」と考える人の割合が日本では3割にとどまり、最低だったことが分かりました。

　政府が24日に閣議決定をした2016年版「少子化社会対策白書」で特集記事として記載されています。出生率が伸び悩む日本と過去に少子化状態を経験しながら現在、出生率が回復基調にあるイギリス、フランス、スウェーデンで子育て世代を対象にしています。小学校入学前の育児を誰が担うかについて「妻も夫も同じように行う」と考える人の割合はスウェーデンが93.9％と最も高く、イギリスが64.6％、フランスが50.6％と続き、日本が33.2％と最低でした。「主に妻が行い、夫も手伝う」への回答は日本が55.0％と半数を超えたのに対し、フランス33.3％、イギリス31.4％、スウェーデンでは5.0％でした。調査は去年10月から12月にかけて4カ国の20歳から49歳の男女約3000人を対象に実施しました。