北朝鮮ミサイル発射兆候 自衛隊に破壊措置命令[2016/05/31 05:51]

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、中谷防衛大臣は自衛隊にミサイルを迎撃できる破壊措置命令を出しました。

 破壊措置命令を受けて、東京・市ケ谷の防衛省の敷地には地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」が運び込まれました。また、イージス艦1隻を日本海側に展開させるなど迎撃態勢を取りました。北朝鮮は過去3回、アメリカのグアムまで届くムスダンとみられる弾道ミサイルの発射に失敗していました。防衛省関係者は「ムスダンとみられる弾道ミサイルを輸送する車の動きなど、発射の兆候がある」と述べています。政府は3月から今月にかけても弾道ミサイルの発射に備えて破壊措置命令を出していましたが、朝鮮労働党大会が終わったことを受けて、今月11日に命令を解除していました。

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