自民都連が緊急会合 舛添氏に「辞任要求」で調整[2016/06/14 11:46]

 舛添都知事への不信任案を巡って、自民党の東京都連は舛添知事に対して辞職を要求する方向で最終調整に入りました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 緊急会合では、東京都連の石原会長が閣議に出席した後も会議に戻るなど、2時間にわたって慌ただしく最後の調整が行われました。
 石原経済再生担当大臣:「都議会と(自民党の)都連は一体だが、齟齬(そご)のないように緊密に連絡を取り合って意見交換をしているところだ」
 与野党の間では、リオ・オリンピック後に退陣するということで幕引きを図る案もあったということですが、それも舛添知事が13日の答弁のなかで都議会の解散に触れたことで立ち消えになったそうです。すでに東京選挙区を中心に自民党支持者や団体からも「辞めさせられないと選挙にならない」など参議院選挙への悪影響を訴える悲痛な声が寄せられていて、自民党はついに辞任を求める方向で調整しています。ただ、かつて自民党を離党した時のように「何をするか分からない」という舛添知事への警戒感はまだ残っています。公明党の山口代表も「辞職を迫る意思は明確になっている」と明言し、舛添知事への包囲網は固まったといえます。15日、都議会の閉会を前に舛添知事に辞職の決断を迫れるか、与党は最後の調整に入りました。

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