北朝鮮“ムスダン”発射受け 国家安保会議で協議[2016/06/23 05:54]

 北朝鮮が22日に中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射したことを受けて、日本政府は22日夜、NSC(国家安全保障会議)を開いて対応を協議しました。

 NSCは安倍総理大臣が遊説先から東京に戻るのを待って、午後10時半に開催されました。政府は22日、北朝鮮が発射した2発目のミサイルが1000キロを超える高さにまで達したことから、「中距離弾道ミサイルとしての一定の機能が示された」と分析しています。NSCではこうした分析について報告を受けたうえで、引き続き情報収集や警戒監視にあたる方針を確認したものとみられます。一方、外務省の金杉アジア大洋州局長は北京で、北朝鮮外務省の崔(チェ)米州局副局長に対して、弾道ミサイルの発射について「国際社会の平和と安全を損なう挑発行為だ」と抗議しました。金杉局長は同じ会議に参加しているアメリカや韓国、中国などの担当者とも会談し、北朝鮮に挑発行為をやめさせるよう国連安保理などを通じて連携していくことを確認しました。

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