「桜井氏ダメなら小池氏」“小池の乱”に容認論も[2016/06/30 16:52]

 混迷を極める東京都知事選の候補者選びで、29日は小池百合子氏の出馬表明に怒りの声も出ていたということですが、他の候補者を立てる動きはどうなっているのでしょうか。自民党本部前から報告です。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 都内の会合に出ていた小池氏がANNの取材に対して、「ツイッターなどでも応援の声がある。自民党にも支援をしてほしい」というようなことを語ったということです。そして、今の自民党内の空気を一言で言うと「まだ、やっぱり桜井俊前次官、どうしてもダメなら小池氏」というところです。東京都連は、すでに打診を断られている桜井氏の説得を諦めておらず、「まだ総理から要請してもらうという手もある」と一縷(いちる)の望みを託しています。ただ、最終的に桜井氏擁立に失敗した場合、都連のなかに反発はあるものの、小池氏を担ぐべきだという声も出始めました。都連幹部も所属議員に対して「小池さんでいいと思うか?」と探りを入れ始めています。現状、都連側も小池氏側も参議院選挙への悪影響を計算して、あまり表立って争う構えを見せておらず、29日の驚きの割には表面上は奇妙な静けさを保っています。ある都連幹部は来月1日までには決めたいと話していて、あと2日、桜井氏の対応がすべての前提条件となりそうです。

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