民進党は自民党を見極め…分裂期待の一方、警戒も[2016/06/30 16:54]

 混迷を極める東京都知事選の候補者選びで、民進党は野党統一候補を目指していますが、何か動きはあったのでしょうか。民進党本部前から報告です。

 (政治部・小池直子記者報告)
 民進党は、30日は表だった動きを見せていません。自民党の動きを見極めたいというのが本音です。民進党は、自民党の相手候補が小池百合子議員で決まりなのか、はたまた桜井俊前次官も出馬するのか。また、自民党の都連や都議会が熱心に応援するのか、しないのか。現状ではもめているように見える自民党ですが、最後は一つにまとまってしまうのではないかと警戒しています。民進党の松原都連会長は29日、都連の緊急会合を開き、候補となり得る4人の名前を挙げました。ただ、そのうちの一人、海江田前代表は「全く出るつもりがない」と周辺に語るなど候補者選びが難航しているというのが実態です。この他にも民進党幹部からは、自民党が官僚出身者を擁立するのであれば、「脱官僚を訴え、長妻代表代行で戦うべきだ」という声も上がっています。また、片山前鳥取県知事についても現状では出馬しない意志は固いとしながらも、自民党の分裂選挙となった場合、勝ち目が出てくるとして、その心境の変化に期待しています。自民党の候補者選び、そして今、戦っている参院選の手応えを含めた世論の動向を見極めていきたい考えです。

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