改憲勢力3分の2を確保 与党は改選議席過半数[2016/07/11 00:46]

 参議院選挙は10日に投開票され、自民・公明・維新の3党で75議席を獲得し、非改選の議員と合わせた改憲勢力で改正案の提出に必要な3分の2議席を確保しました。

 これまでの各党の獲得議席は自民党が55議席、連立を組む公明党は13議席で、与党が改選議席の過半数を大幅に上回りました。民進党は31議席で、改選議席を大きく割り込みました。共産党は6議席、おおさか維新の会は7議席を獲得しています。社民党は1議席にとどまり、福島副党首が当選しました。一方で、生活・こころ・改革の3党は議席を獲得できていません。争点の一つとなった憲法改正を巡っては、自民・公明・維新の3党で75議席を獲得し、非改選の議員と合わせた改憲勢力が3分の2となり、参議院でも改正案の提出が可能となります。また、岩城法務大臣と島尻沖縄北方担当大臣の現職閣僚2人が落選しました。推定投票率は53.50%前後で3年前の選挙を上回りましたが、過去4番目に低い投票率でした。

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