都知事選 民進は古賀氏に要請も調整迷走[2016/07/12 05:50]

 東京都知事選の告示が14日に迫るなか、民進党の候補者選びが依然、迷走しています。東京都連は、元官僚の古賀茂明氏に出馬を要請しましたが、別の候補者が出馬する動きも出てきています。

 民進党・松原東京都連会長:「行政のエキスパートとして、経済産業省で磨いた腕を古賀さんにはぜひとも振るって頂きたい」
 こうした東京都連の動きに対し、党執行部は、野党統一候補の実現に向けて別の著名人の擁立を調整しています。これを受けて、古賀氏は出馬を辞退する考えを党側に伝えました。しかし、過去2回の都知事選で共産党と社民党の推薦を受けた元日弁連会長の宇都宮健児氏はすでに正式表明をしていて、統一候補を巡る調整は難航しそうです。一方、自民党の東京都連は増田寛也元総務大臣の推薦を正式に決定しました。
 増田寛也元総務大臣:「東京都政のトップに立って、東京の子育て、少子化の問題を解決する」
 自民党の推薦を辞退した小池百合子元防衛大臣は谷垣幹事長を訪れ、処分は党の判断に任せる考えを伝えました。
 小池百合子元防衛大臣:「私の気持ちは変わっていないということをお伝えした」
 一方、俳優の石田純一氏は記者会見を開き、出馬断念を表明しました。東京都知事選にはこのほか、山口敏夫元労働大臣やマック赤坂氏、中川暢三氏、桜井誠氏、河野なみ平氏、今尾貞夫氏、立花孝志氏、山口節生氏、高橋尚吾氏が出馬を表明しています。

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