宇都宮氏「出馬し戦う」 野党系候補の一本化難航[2016/07/13 11:46]

 告示が14日に迫った東京都知事選挙は、野党系候補の一本化に向けて宇都宮健児氏が出馬を取りやめるかどうかが焦点になっています。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 宇都宮氏は13日午前に自宅を出て、現時点で出馬の意思に変わりはないという考えを示しました。
 宇都宮健児氏:「基本的な姿勢は変わっていませんので、出馬して戦うつもりです。鳥越さんの政策は分からないし、都政の政策協定するはずが見えてこない」
 その裏で、宇都宮氏は立候補を取り下げるための条件として、鳥越氏との間で政策協定を結ぶことを挙げています。ただ、「原発の即時ゼロ」などを巡って調整が難航していて、現時点で協議はまとまっていないものとみられます。ある民進党幹部は「宇都宮氏の判断と関係なく、野党統一候補という枠組みで勝つことが大事だ」と語り、宇都宮氏が出ても出なくても、鳥越氏の勝利を目指す方針です。一方、与党側の動きですが、増田寛也氏は推薦を受けた公明党を訪れ、各地域の代表に支援を求めました。午後には、小池百合子氏も含めて他の候補予定者が日本記者クラブでの共同会見に臨みます。各候補予定者のテレビやラジオへの出演も予定されていて、すでに選挙戦さながらの様相を呈しています。
 このほか、東京都知事選挙には、マック赤坂氏、中川暢三氏、桜井誠氏、河野なみ平氏、今尾貞夫氏、山口敏夫氏、立花孝志氏、山口節生氏、高橋尚吾氏、山中雅明氏、上杉隆氏が立候補を表明しています。14日告示、31日に投開票です。

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