都知事選も終盤 情勢調査うけ、各陣営の戦略は?[2016/07/25 11:47]

 31日に投開票を迎える東京都知事選の情勢は小池百合子氏が優勢で、増田寛也氏が追う展開となっていることが分かりました。鳥越俊太郎氏は苦戦しています。情勢調査を受けて、それぞれの陣営はどのような対策を練っているのでしょうか。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 まず小池陣営ですが、「自民党支持層と無党派層から広く支持を集められている」として街頭中心のこれまでの戦略は変えません。終盤にかけて、増田陣営との奪い合いになる自民党の支持層をつなぎ止めておけるかが鍵になります。その増田陣営ですが、「知名度と一緒に支持も広がってきている」と小池氏の追い込みにかかります。25日の決起大会には菅官房長官や自民党の茂木選対委員長も出席するなど、与党の組織をフル回転させます。苦戦が伝えられる鳥越陣営は危機感を隠せませんが、街頭演説の回数を増やすなどして、まだ投票先を決めていない無党派層の取り込みを図ります。鳥越陣営からは「1週間あればひっくり返せる」という声が上がっていて、最後の巻き返しを目指しています。
 このほか、今回の都知事選には高橋尚吾氏(32)、山中雅明氏(52)、谷山雄二朗氏(43)、後藤輝樹氏(33)、桜井誠氏(44)、岸本雅吉氏(63)、マック赤坂氏(67)、上杉隆氏(48)、山口敏夫氏(75)、七海ひろこ氏(32)、今尾貞夫氏(76)、中川暢三氏(60)、望月義彦氏(51)、関口安弘氏(64)、武井直子氏(51)、立花孝志氏(48)、内藤久遠氏(59)、宮崎正弘氏(61)が立候補しています。投開票日は31日となっていて、30日まで熱い選挙戦が繰り広げられます。

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