19人の顔ぶれ出そろう 第3次安倍再改造内閣[2016/08/03 11:45]

 3日夕方に発足する第3次安倍再改造内閣、19人の顔触れが出そろいました。初入閣は8人となりました。また、石破氏が固辞した農林水産大臣には石破派幹部の山本有二元金融担当大臣の起用が固まりました。注目のオリンピック・パラリンピック担当大臣は丸川珠代環境大臣が横滑りで就任し、早速、小池新都知事と向き合うことになります。

 (政治部・藤川みな代記者報告)
 女性2人をオリンピック担当大臣と防衛大臣という目立つポストに就ける一方で、「入閣待望組」8人を起用して安定感のある陣容になっています。丸川氏の起用は小池東京都知事との連携を期待した人事とみられています。また、稲田政調会長は防衛大臣に内定しています。安倍総理大臣は稲田氏のことを「将来の総理候補」と評価していて、経験を積ませる狙いがあるとみられます。そして、農水大臣に内定した山本氏は今回、安倍総理の打診を断って内閣を外れた石破氏の側近ですが、安倍総理とも一緒に座禅を組むなど親しい間柄です。自民党内からは石破派に一定の配慮をしたとみられています。菅官房長官や麻生財務大臣など主要閣僚は「留任」でがっちりと固める一方で、待望組を8人も起用して自民党内の各派閥に配慮を示した人事となりました。

こちらも読まれています