民進党代表選 “本命”蓮舫氏が正式に出馬表明へ[2016/08/05 11:48]

 民進党の蓮舫代表代行は5日午後、来月に行われる代表選挙への立候補を正式に表明します。代表選挙には長島元防衛副大臣が意欲を示し、前原元外務大臣、細野元環境大臣、長妻代表代行らが立候補を検討しています。岡田代表や野田前総理は蓮舫氏を支持していて、本命とみられています。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 今回の代表選では、共産党と連携する野党共闘の在り方が最大の争点になります。蓮舫氏は岡田代表の後継とみられていて、ある党幹部は「党内の7割の票が取れる」と自信をのぞかせています。ただ、党内には岡田代表が進めてきた野党共闘に反発する声が強くあります。蓮舫氏も党内の幅広い支持を集めるためには、共産党との連携の在り方については再検討する必要があると考えています。一方、前原、細野、長島の3氏は、共産党との連携見直しを強く主張しています。また、岡田代表の「安倍政権の間の憲法改正は認めない」という主張にも反発していて、党として憲法問題に取り組む姿勢をアピールして、支持を集めようとしています。蓮舫氏の立候補が決まったことで、「バラバラに戦っていては勝ち目がない」という声も上がっていて、対抗馬の一本化を模索する動きも加速していきそうです。

こちらも読まれています