“南シナ海巡り中国牽制”岸田大臣フィリピン訪問へ[2016/08/05 13:26]

 岸田外務大臣は今月10日からフィリピンを訪問し、ドゥテルテ大統領と会談する方向で調整しています。南シナ海を巡る問題で足並みをそろえることで中国を牽制(けんせい)する狙いがあります。

 岸田大臣はフィリピンのヤサイ外相と会談し、6月に政権交代した新政権との関係構築を図りたい考えです。また、ドゥテルテ大統領とも会談する方向で最終調整していて、実現した場合、日本の閣僚が会うのは初めてとなります。南シナ海を巡っては中国の主権を否定した仲裁裁判所の判決を踏まえ、岸田大臣は「国際法に基づいて平和的に解決すべきだ」という日本の立場を伝え、フィリピンを後押しする姿勢を強調します。岸田大臣は、ドゥテルテ政権との関係構築を図り、安全保障分野での連携を強化することで中国を牽制する狙いがあります。

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