安倍総理ケニアへ 80近い企業のトップも同行[2016/08/25 11:47]

 安倍総理大臣は25日から6日間の日程でケニアを訪問し、「TICAD(アフリカ開発会議)」に出席します。会議では貧困の撲滅や医療支援などに加えて、人口11億人を超えて急成長を続けるアフリカ市場の取り込みも狙いです。訪問には商社など80近い企業のトップも同行します。ただ、先行する中国はこの15年間でアフリカとの貿易を22倍に拡大していて、日本が対抗できるかどうかも注目です。

 アフリカ開発会議はこれまで日本で行われてきましたが、今回、初めてアフリカで開催されます。アフリカの市場開拓へ本気を示します。
 安倍総理大臣:「アフリカ自身が描くアフリカの夢を日本が手を携えて実現していく。それがTICADです」
 TICADは日本のイニシアチブで1993年に始まりました。6回目となる今回はケニアの首都ナイロビで行われ、初のアフリカ開催となります。アフリカの人口は2050年には30億人に達すると予想され、これから成長が期待されています。現在、アフリカ諸国との貿易額は中国が急速に伸びていて、後れを取った日本は感染症対策などアフリカの課題を解決しながらチャンスを狙います。今回は経団連の榊原会長を筆頭に80近い企業のトップが同行し、「最後のフロンティア」と呼ばれるアフリカ市場開拓へ必死のアピールを行います。

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