総務会メンバーに石破氏…「総裁任期」巡り波乱含み[2016/08/30 11:53]
自民党の最高意思決定機関「総務会」のメンバーに、総裁の任期延長に慎重な石破前地方創生担当大臣が入りました。波乱含みの展開となりそうです。
(政治部・澤井尚子記者報告)
入閣を断った石破前大臣は総務会を足掛かりに存在感を示したい考えです。
自民党・石破前地方創生担当大臣:「自民党は多様な意見があって、その議論がなされて決まったら皆、従う党ですから」
自民党のご意見番が集まる総務会は全会一致が原則のため、執行部はこれまでも取りまとめに苦労してきました。石破氏も安倍政権の政策に注文を付けることで発信力を確保していく考えです。一方、政治とカネで辞任した甘利前経済再生担当大臣も「みそぎは済んだ」として総務になりました。安倍政権の応援団として期待されています。今後、総務会の行方によっては“安倍一強”体制が揺らぐ可能性も出てきそうです。