蓮舫氏“優位”変わらず 民進代表選、勢力図固まる[2016/08/31 11:53]

 民進党の代表選挙は来月2日の告示を控え、各グループが支持する候補を決定するなど勢力図が固まってきました。蓮舫代表代行が優位な情勢は変わりません。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 代表選挙は蓮舫氏と前原氏の一騎打ちになる見通しですが、議員票や党員・サポーター票でも蓮舫氏の支持が広がっています。蓮舫氏の支持を表明しているのは野田元総理大臣や旧社会党のグループなどで、細野元環境大臣のグループも31日夕方に会合を開き、蓮舫氏の支持を決定します。対する前原氏は自らのグループのほか、大畠元国土交通大臣のグループなどの支持を得ています。党内の最大勢力である旧維新グループは特定候補の支援ではまとまらず、この後、自主投票の方針を正式決定します。また、どのグループにも所属していない国会議員が40人近くいますが、ここでも蓮舫氏の支持が広がりつつあります。代表選挙は国会議員のほか、地方議員と党員・サポーターによる投票が全体の半数以上を占めています。ここでも蓮舫氏の人気が高く、優位な情勢です。劣勢の前原陣営からは「論戦が始まれば支持は広がっていくはずだ」と経験を武器に巻き返しを狙う声が上がっています。

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