北方領土問題で進展は…日ロ首脳会談がスタート[2016/09/02 18:08]

 ロシアのウラジオストクを訪問している安倍総理大臣とプーチン大統領の会談が2日午後に始まりました。北方領土問題で何か動きはあったのでしょうか。

 (政治部・藤川みな代記者報告)
 会談は、安倍総理が「極東地域における日ロ協力を強力に推し進めていく」と経済協力に積極的な姿勢をアピールして、和やかな雰囲気で始まりました。
 安倍総理大臣:「前回の首脳会談以降、ウラジーミル(=プーチン大統領)の訪日を前提に準備を進めている両国の協力について進んでいることを歓迎します」
 プーチン大統領も「日ロの企業の接触を政府レベルで後押しすることが重要だ」と語り、経済協力の進展に強い期待感を示しました。一方、北方領土問題については、冒頭では両首脳とも触れませんでした。首脳会談の後には夕食会、そして、2人で海辺の散策という日程がセットされていて、トップ同士の話し合いは3時間を超える見通しです。12月のプーチン大統領来日と合わせて、停滞している領土問題に突破口を開けるかが焦点です。

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