安倍総理 5日に約1年半ぶり日中首脳会談へ[2016/09/05 01:03]

 安倍総理大臣は5日、習近平国家主席との首脳会談に臨みます。中国の海洋進出などについて直接、懸念を伝える考えです。

 (政治部・小池直子記者報告)
 約1年半ぶりの首脳会談ですが、会談時間など詰めの調整がギリギリまで続き、ようやく実現へとこぎつけました。会談で安倍総理は、尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵入について自制を強く求めます。そのうえで、偶発的な衝突を避ける連絡体制を築くため、協議を進めたい考えです。南シナ海での海洋進出についても「法の支配」の重要性を強調する方針です。また、北朝鮮のミサイルや核開発問題についても協議する方針で、日本側は中国に対し、北朝鮮への働き掛けを強めるよう求めることにしています。言うべきことは指摘しながら、どこまで未来志向の会談となるかが焦点です。

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