安倍総理が3カ国首脳と会談 中国への懸念訴える[2016/09/08 05:54]

 安倍総理大臣は7日、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議の合間に3カ国の首脳と個別に会談し、中国批判を繰り返しました。

 安倍総理は、海洋進出を活発化させる中国に対する包囲網を築きたい考えです。安倍総理はオーストラリア、インド、ベトナムの3カ国の首脳と立て続けに会談し、南シナ海や東シナ海における中国への深刻な懸念を訴えました。これに対し、3カ国の首脳は安倍総理の主張に理解を示したということです。また、これに先立って安倍総理は、日本とASEANの首脳会議に臨みました。このなかでは、南シナ海について「日本にとっても死活的に重要なシーレーンであり、地域全体の平和と安定にとっても重要な問題だ」と懸念を表明しました。そのうえで、「国際法に基づいて主張を行うべきで、力や威圧を用いてはいけない」と中国を牽制(けんせい)しました。8日午後からは東アジアサミットが開かれ、オバマ大統領とタッグを組んで中国批判を展開します。今回の外遊での最大の見せ場となります。

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