政治

2016年9月13日 11:52

公募締め切り “議席優先”悔しさにじむ反小池陣営

2016年9月13日 11:52

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 小池東京都知事の衆議院議員失職に伴う衆議院東京10区の補欠選挙を巡り、自民党は候補者の公募を13日に締め切ります。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 都連を中心に不満がくすぶるなか、小池氏に近い若狭氏以外に勝てる候補が見当たらないというのが現状です。
 自民党・二階幹事長:「必勝、その名にふさわしい候補者を立てていこうと思っております。必ず勝ちますから」
 自民党としては、二階幹事長になって初めてとなる国政選挙で絶対に負けるわけにはいきません。そのため、メンツよりも議席を守ることを優先した形で、若狭氏に公認を出さざるを得ない状況です。また、「若狭氏が副知事になって小池都知事とタッグを組まれるよりはまだましだ」という思惑もあります。東京10区の補欠選挙には、民進党からは元NHK記者の鈴木庸介氏、共産党からは岸良信氏がそれぞれ立候補を表明しています。小池都知事の勢いが衰えるまで、反小池陣営としては悔しさをかみ殺して見守るしかなさそうです。

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