稲田防衛大臣 ミャンマーの国防大臣と初会談[2016/09/21 23:41]

 稲田防衛大臣はミャンマーのセイン・ウィン国防大臣と初めて会談し、中国が海洋進出を強める南シナ海や東シナ海問題での対話の重要性で一致しました。

 セイン・ウィン大臣は、ミャンマーの国防大臣として初めて日本を訪れました。ミャンマーは中国から経済協力を受けていますが、外交や安全保障では特定の国に偏らない「全方位外交」を続けています。会談で稲田大臣は、南シナ海問題などについて「深刻な懸念で危惧している」と懸念を伝えました。これに対し、セイン・ウィン大臣は「大変、興味深く聞いた。地域情勢について懸念している」と理解を示しました。そのうえで、両大臣は「対話と協力が必要だ」との認識で一致しました。また、ミャンマーは水害が多いことから、災害派遣や人道支援で自衛隊とミャンマー軍との協力をさらに進めていく方針を確認しました。

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