秋の臨時国会が召集 安倍総理「アベノミクス加速」[2016/09/26 11:46]

 秋の臨時国会が26日に召集されました。先の参議院選挙で衆参両院とも与党が3分の2を占めてから初めての国会で、TPP(環太平洋経済連携協定)関連法案などが焦点になります。

 (政治部・藤川みな代記者報告)
 安倍総理大臣はこの国会を「アベノミクス加速国会」と位置付けていて、まずは第2次補正予算案、そして、TPP関連法案の成立を急ぎます。
 安倍総理大臣:「補正予算、あるいはTPP、税制等、重要な法案が山積であります。世界の情勢にしっかりと対応し、我々はとどまっている暇はありません」
 また、消費税10%への引き上げを延期する法案の審議もあり、「アベノミクスの行き詰まり」を指摘する野党側と激しい論戦が予想されます。一方、政府内では天皇陛下の「生前退位」を巡り、有識者会議が来月中旬にスタートします。そして、11月には国際会議の場で、12月には安倍総理の地元・山口県で日ロ首脳会談が行われるなど、外交もヤマ場を迎えます。永田町では安倍総理が経済対策と外交で弾みをつけて衆議院の解散・総選挙に踏み切るのではないかという臆測が広がっていて、与野党ともに「解散風」を感じながらのスタートになります。

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