「殺し殺される…」南スーダン派遣の自衛隊巡り激論[2016/09/29 17:23]

 南スーダンのPKO(国連平和維持活動)で、政府が検討している自衛隊の新しい任務を巡って激論です。

 共産党・市田副委員長:「自衛隊員が殺し殺される危険が現実のものになりかねません。南スーダン派遣部隊への新任務の付与と武器使用の拡大は、海外での武力行使を禁じた憲法9条に明らかに違反します」
 安倍総理大臣:「新たな任務を含め、自衛隊のいかなる活動も「PKO参加五原則」が満たされることなどを大前提として行うものであります。『殺し殺され』などという、おどろおどろしいレッテル貼りは全くの的外れであります」
 安倍総理は、南スーダンPKOに派遣する自衛隊の部隊に「駆け付け警護」などの新しい任務を付与するかについて、現地の情勢などを見極めて検討するとしました。武器使用の拡大については「正当防衛や緊急避難の場合に限られ、憲法9条に違反しない」と強調しました。

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