週末に治安悪化の南スーダンへ　稲田大臣、陸自視察[2016/10/04 23:45]

　稲田防衛大臣は4日の衆議院予算委員会で、PKO（国連平和維持活動）に派遣中の陸上自衛隊の部隊を視察するため、今週末に南スーダンを訪問することを明らかにしました。

　稲田防衛大臣：「私も週末、南スーダンに行って参りますが、しっかりと情勢を確認して参りたいと思っております」
　来月に交代で南スーダンに派遣される予定の部隊は、国連職員らが武装集団に襲われた場合に武器を使って守る「駆け付け警護」や治安が悪化した際に他国軍と共同で宿営地を警護する任務を付与する可能性があり、すでに訓練を始めています。稲田大臣は南スーダンの治安情勢や現在、派遣している部隊を視察するため、今週末に現地を訪問する予定であることを明らかにしました。南スーダンでは今年7月、政府軍と反政府勢力の間で銃撃戦が繰り広げられ、現地の日本人が国外へ退避するなど情勢が悪化しています。