「少しでもテレビに…」野党、新戦略は“稲田大臣”[2016/10/12 11:49]

 国会は衆議院の予算委員会で集中審議が行われています。11日に第2次補正予算が成立し、野党は中盤国会に向けて戦略の練り直しを迫られています。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 当初はTPP(環太平洋経済連携協定)で安倍政権を追い込む戦略だった民進党ですが、国民の関心が高まりつつある「稲田防衛大臣の資質」や「年金」の問題へと徐々にシフトし始めています。
 民進党・緒方林太郎議員:「TPPに関わる、特に農業に関わるところについては情報が隠蔽(いんぺい)されている」
 安倍総理大臣:「法令にのっとって、必要な情報はすべて公開するように指示をしている」
 民進党は12日もTPPに関連する問題から質問を始めましたが、この後、稲田大臣にターゲットを移しました。稲田大臣自身が8日にアフリカの南スーダンを視察したことから、「駆け付け警護」を付与した場合の自衛隊のリスクについて追及しました。ある幹部は「少しでもテレビに取り上げてもらいたい」と話していて、メディアの報道ぶりも分析しながら追及するテーマを選んでいます。午後からはやはり関心が高い年金について、3人連続で安倍総理を追及する方針です。

こちらも読まれています