自衛隊機の緊急発進が過去最多 中国機向けが急増[2016/10/15 07:06]

 防衛省は、2016年度上半期の自衛隊機の緊急発進が前年度の同じ時期に比べて251回と、大幅な増加に転じたと発表しました。

 他国の航空機の領空侵犯を未然に防ぐために行う自衛隊機の緊急発進は、今年度の4月から9月までで594回を数え、そのうち中国機に対しては上半期で最も多く、407回と過去最多を更新しました。航空機の種類は中国機は戦闘機が主で、その次に多いロシア機は爆撃機が多かったということです。これまでのところ、領空侵犯はありませんが、先月には中国軍とみられる戦闘機が初めて東シナ海と太平洋を往復して飛行するなど活動を活発化させています。防衛省は引き続き警戒監視活動を強化していく方針です。

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