“推進派”進次郎氏「農協改革を」 TPP論戦で質問[2016/10/17 10:35]

 国会ではTPP(環太平洋経済連携協定)関連法案を巡って、与野党の本格論戦が始まりました。野党側の質問に先立って、自民党からは小泉進次郎農林部会長が質問に立ちました。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 TPP推進派の小泉氏は、日本の農業の構造改革に対する安倍総理大臣の決意を求めました。
 自民党・小泉農林部会長:「(農家が)1円でも安く、必要なものをどこからでも自由に買うことができて、経営感覚を持って自由な経営が展開できる。まさに、それこそやらなければいけない構造改革だと思う」
 安倍総理大臣:「時代の要請に応えて、全農も新たな組織に生まれ変わるつもりで頑張って頂きたい」
 さらに、小泉氏は「TPPの交渉過程を明らかにして通商・外交交渉が成り立つわけがない」と情報公開を求めている野党側の対応を牽制(けんせい)しました。一方、民進党は、TPPについて「7月の参院選では、東北などの多くの農業県で厳しい判断が下された。真摯に耳を傾けるべきだ」と批判しました。これに対して、安倍総理は「東北以外の多くの県の1人区で与党の候補が勝利した」と反論し、議論は平行線をたどりました。

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