年金試算で与野党対立激化 制度改革法案の審議[2016/10/18 20:00]

 年金の支給額を改定する「年金制度改革法案」の審議を巡り、与野党の対立が激しくなっています。

 塩崎厚生労働大臣:「我々としては、試算結果を示して真摯に対応している」
 民進党・山井国対委員長:「試算は出てきたが、極めて問題のある試算だ。責任ある現実的な数値を改めて出し直してほしい」
 厚生労働省は17日、仮に今回の法案に沿った改定を10年前に実施していた場合の試算を公表しました。それによりますと、現在、年金を受け取っている人の支給額は今より3%減る一方、将来は7%増えるなどとなっています。野党は「賃金が一度も下がらない前提で試算されている」「非現実的な数値だ」と反発していて、審議を始める条件として試算の出し直しを要求しています。

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