「3期9年」が有力 自民党、総裁任期の延長決定へ[2016/10/19 11:46]

 自民党は19日に総裁任期の延長を事実上、決定します。これまでは「1期3年」で、最大でも「2期6年まで」と決められていました。これを1期延ばして「3期9年まで」とする案と、制限を撤廃して総裁選で勝つ限り何期でもできるようにする案の2つが検討されています。果たしてどうなるのか、自民党本部から報告です。

 (政治部・大瀧翔子記者報告)
 この後に行われる会議では、18人のメンバー一人ひとりから最終的な意見を聞きます。任期延長は「3期9年」となる見通しです。3期9年を採用する最大の理由は「安倍総理大臣のための延長ではないのか」とする反対派にとって、「無期限」よりも反発が少ないからです。これまでの自民党総裁任期の歴史を見ても、中曽根内閣ではそれまでの「2期4年」に「プラス1年」、小泉内閣では「2期6年」にした経緯があり、一歩一歩、変えていきたい狙いがあります。党内では「なぜ今、この議論をやる必要があるのか」という声がくすぶっていますが、表立って異論を唱える人はいなくなりました。執行部は来年3月の党大会での党則改正を目指し、年内に取りまとめる方針です。

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