トランプ氏との会談に向け、外務省幹部を米へ派遣[2016/11/11 17:04]

 岸田外務大臣は、17日にニューヨークで予定されている安倍総理大臣とトランプ次期大統領の会談に向け、外務省幹部をアメリカに派遣すると発表しました。

 岸田外務大臣:「米国新政権の発足に向けて、これまで構築したトランプ陣営との関係をさらに強化するため、秋葉外務審議官を米国に派遣し、来週、新政権関係者と協議させることとした」
 外務省の秋葉外務審議官は次期政権の関係者と協議を行い、日米同盟やアジア外交などに関するトランプ氏の考え方を確認するなど、関係強化を図りたい考えです。一方、外務省の有識者会議は、次期政権との経済連携が重要だとする提言をまとめ、岸田大臣に提出しました。提言では、次期政権が保護主義に基づく政策を取ることも想定し、自由貿易体制の重要性を強調したうえで、日本が輸出を推進しているインフラや先端技術開発などの分野で協力を強化するよう求めています。また、TPP(環太平洋経済連携協定)については、オバマ大統領の任期中に「議会承認の実現を期待する」として、アメリカの世論に対して積極的に働き掛けを行っていくべきだとしています。

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