厳しさ認めつつTPPの必要性改めて強調 安倍総理[2016/11/14 11:47]

 安倍総理大臣は、トランプ次期大統領と17日に初めて会談します。TPP(環太平洋経済連携協定)に反対しているトランプ氏に対し、安倍総理は自由貿易の重要性を訴える考えを強調しました。

 (政治部・大瀧翔子記者報告)
 安倍総理は、まず、日米関係の重要性を含む率直な意見交換を目指す考えです。
 安倍総理大臣:「自由貿易に対する私の考え方等についてはお話もしたい。貿易だけでなく、様々な安全保障も含めて率直にお話ししたいと思っている」
 さらに、民進党から、「アメリカではTPPが批准する可能性は大幅に低下した」と指摘されると、安倍総理は「厳しい状況になってきたことは認識している」と認めながらも、「我が国が意思を示すことができなければ、TPPは完全に終わってしまう」と述べて、改めてTPP関連法案成立の必要性をアピールしました。また、安倍総理とトランプ氏の会談に向けて、河井総理補佐官がアメリカに出発しました。政権移行チームのメンバーなど数十人と面会し、安倍総理の会談に向けた「地ならし」を行います。

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