「そう簡単ではない…」日ロ首脳の“特別な会談”[2016/11/20 17:25]

 安倍総理大臣が、ロシアのプーチン大統領とペルーで会談しました。来月のプーチン大統領訪日に向けて、日本政府は特別な会談と位置付けていましたが、北方領土問題で進展はあったのでしょうか。

 会談を終えた安倍総理は、硬い表情で領土交渉は簡単ではないことを強調しました。
 安倍総理大臣:「平和条約の解決に向けて、道筋はそう簡単に大きな一歩を進めることはそう簡単ではないわけでありますが、着実に一歩一歩、前進をしていきたい」
 会談は1時間10分に及び、その半分は安倍総理とプーチン大統領の2人と通訳だけで行われました。安倍総理は「2人きりで平和条約について腹蔵ない意見交換を行うことができた」と語りましたが、その内容は明らかにされていません。一方で、経済協力に関しては具体的な進捗(しんちょく)状況を確認したほか、来月15日に山口県で行う首脳会談の翌日の16日に、東京で経済に関する協議を行うことが決まりました。安倍総理としては来月の首脳会談で、プーチン大統領との信頼関係を土台に北方領土問題の解決につなげたい考えです。

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