日ロ首脳会談 領土問題の解決「簡単ではない」[2016/11/21 00:46]

 ペルーを訪問している安倍総理大臣はロシアのプーチン大統領と会談しましたが、来月の日本での首脳会談を控えて、懸案の北方領土問題は解決に時間が掛かるという見通しを示しました。

 安倍総理大臣:「平和条約の解決に向けて道筋はそう簡単に大きな一歩を進めることはそう簡単ではないわけでありますが、着実に一歩一歩、前進をしていきたい」
 1時間10分に及んだ首脳会談の半分は、安倍総理とプーチン大統領の2人と通訳だけで行われました。会談後、安倍総理は「2人きりで平和条約について腹蔵ない意見交換を行うことができた」と語りましたが、その内容は明らかにされていません。一方で、経済協力に関しては具体的な進捗(しんちょく)状況を確認したほか、来月15日に山口県で行う首脳会談の翌日の16日に、東京で経済に関して協議をすることが決まりました。安倍総理は、TPP(環太平洋経済連携協定)などの自由貿易をテーマにしたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議の議論に出席しています。

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