安倍総理は外遊先から指示「津波、避難情報提供を」[2016/11/22 11:53]

 22日朝、福島県などで最大震度5弱を観測する地震がありました。危機管理センターに対策室が設置された総理官邸から政府の対応について報告です。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 総理官邸でも定例の閣議が行われましたが、その場でも地震の対応が議題となりました。
 菅官房長官:「政府は引き続き被害情報の把握を進め、災害応急対策に全力で尽くしていく」
 また、菅長官によりますと、津波による人的被害はなく、軽傷者が2人確認できているということです。一方で、安倍総理大臣は外遊中でした。訪問先のアルゼンチンで記者会見を行って、津波・避難に関する情報提供を国民に呼び掛けることなど3点の指示を出したことを明らかにしました。日本時間の午前11時にアルゼンチンを出発し、東京に戻ってくるという情報が入ってきました。そして、自衛隊の動きですが、地震直後の午前6時すぎ、茨城の百里基地や仙台の霞目駐屯地など関東、東北の基地から戦闘機やヘリコプターが離陸して現場の上空で情報収集にあたっています。また、自治体との連絡要員として青森、岩手、福島のそれぞれの県庁に自衛官を派遣しているということです。ただ、今のところ、防衛省、自衛隊に対して災害派遣の要請はきていないということです。

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