会期延長「10日間以上」 与党党首会談で午後決定へ[2016/11/28 11:46]

 国会は30日に会期末を迎えます。政府・与党は会期を延長する方針で、28日午後に安倍総理大臣と公明党の山口代表が会談し、いつまで延長するか決定します。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 政府・与党は、来月中旬までの必要最小限度の延長幅で最終調整しています。会期の延長について与党は、TPP(環太平洋経済連携協定)の承認案が9日に自然承認となるほか、年金制度改革法案を確実に成立させるため、10日以上の延長が必要だとしています。来月15日と16日には日ロ首脳会談も予定されていて、来月14日までの延長案を軸に検討しています。ただ、野党の出方によっては、再延長も視野に来月下旬まで大幅延長をするべきだという声も出ています。
 民進党・蓮舫代表:「一方で、自分たちの会期の設定があまりにも誤りだったんではないか、自分たちの誤りを強行採決で時間を稼ごう、時間を早めに終わらせてしまおうという姿勢には到底、納得はできないと」
 民進党など野党は、塩崎厚生労働大臣の不信任案の提出なども視野に徹底抗戦する構えです。終盤国会でも与野党の攻防はヒートアップしていて、先行きは不透明な状況です。

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