岸田大臣がロシアへ出発 プーチン大統領と会談へ[2016/12/02 05:51]

 岸田文雄外務大臣は15日に予定される日ロ首脳会談の準備を進めるため、ロシアに向けて出発しました。日本時間の2日夜、プーチン大統領と会談する予定です。

 岸田大臣とプーチン大統領との会談は首脳会談を前に日本の考えを直接、伝える最後の機会だとして領土問題の重要性を改めて訴えます。
 岸田文雄外務大臣:「日本側の考え方について直接、伝えさせて頂きたいと思います。総理の親書を持っていきます。総理とはしっかり直接、考え方をすり合わせ、意思疎通を図ってきました」
 15日に山口で行われる首脳会談について、ある政府関係者は「総理にガチンコでやらせるわけにはいかない。最後は首脳同士、笑顔で握手させなくてはいけない」と述べています。岸田大臣はプーチン大統領への表敬訪問に続いて日本時間の2日夕方、ラブロフ外相と首脳会談に向けた詰めの協議を行う予定です。経済協力だけが取り沙汰されているなか、日本の世論に対して領土問題もしっかり取り組んでいることをアピールする狙いもあります。

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