岸田−プーチン会談 領土問題など意見交換[2016/12/03 05:50]

 2週間後の日ロ首脳会談を前に、岸田外務大臣がプーチン大統領と会談しました。安倍総理大臣からの親書を手渡し、北方領土問題などを巡って意見交換しました。

 岸田大臣は「プーチン大統領の山口訪問に向け、有意義な意見交換ができた」と会談の成果を強調しました。
 岸田外務大臣:「(北方)領土問題、平和条約締結問題についても(プーチン)大統領訪日を念頭に、我が国の考え方をしっかり伝えました。プーチン大統領の山口訪問に向けての準備状況について、有意義な意見交換ができた」
 会談は予定より2時間遅れて始まり、約30分間行われました。会談のなかで、岸田大臣は「訪問を最大限、意義あるものにしたい」と述べ、領土問題に対する安倍総理の決意、そして日本の考え方を伝えました。これに対して、プーチン大統領は「訪日を有意義なものとしたい」と応じたうえで、山口での会談に向けて安倍総理宛ての親書を託しました。岸田大臣は3日にラブロフ外相と会談し、経済協力の書きぶりなど、首脳会談で合意できる成果文書の作成に向けた協議を行うことにしています。

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