安倍総理、在職“戦後4位” 「おごらず結果残す」[2016/12/05 11:50]

 安倍総理大臣は5日で在職日数が通算で1807日となりました。中曽根元総理大臣を抜いて戦後4番目の長さです。

 (政治部・安間由太記者報告)
 戦後4番目の長さとなった朝、安倍総理は落ち着いた表情で「結果を残す」と力を込めました。
 安倍総理大臣:「中曽根元総理は仰ぎ見る存在ですから、大変、感慨深いものがあります。しかし、決しておごることなく、中曽根(元)総理のように平常心で一日一日に全力であたり、結果を残していきたいと思います」
 長期政権の理由について、菅官房長官は「何をやるかを明確にして政治主導で国を前に進めてきた結果だ」と分析し、総理周辺は「今後も経済が軸だ」と強調します。しかし、成長戦略の柱と期待していたTPP(環太平洋経済連携協定)からアメリカのトランプ次期大統領が離脱を表明するなど、「アベノミクス」の行方は決して楽観的ではありません。また、政権の悲願「憲法改正」についても野党の反発や世論調査で賛否が分かれていることなどから、総理周辺は「言い出すことができない状況」と話します。今後も自身の思想信条は抑制しながら、経済で国民に分かりやすい果実をもたらし、安定した政権運営を目指すこととなります。

こちらも読まれています