党首討論 安倍総理vs蓮舫代表 “カジノ法案”論戦[2016/12/07 17:00]

 党首討論が行われ、民進党の蓮舫代表はカジノ法案などをテーマに代表就任後、初の討論に臨みました。

 民進党・蓮舫代表 :「カジノはなぜ問題なのか。サービス業やモノ作り産業のような新たな付加価値は全く生み出しません。これのどこが成長産業なのでしょうか。国家の品格に欠くと思います。成長産業であるという理由を教えて下さい」「カジノがどうしたら成長産業に資するのか、何度伺っても、総理の答えない力、逃げる力、ごまかす力、まさに神ってます。ちゃんと答えてください。こんな拙速な審議で解禁することには反対です」「今年度の税収が約2兆円下振れる、支出が決まっているけども入ってくるお金が足りなくなった。赤字国債を発行することになるのでしょうか」
 安倍総理大臣:「企業は過去最高の収益を上げている。ではなぜ税収がそうした結果になったかというと、円高であります。私たちの政策が間違っているからIR法案をやるということでは全くないわけであります」「今回は、このIR法案は統合リゾートとして様々な投資が起こり、雇用を作っていくということにつながってくる」
 共産党の志位委員長は南スーダンに派遣された自衛隊の新たな任務「駆け付け警護」をテーマに懸念を示しました。これに対して、安倍総理は「大統領も副大統領も反対派も自衛隊を歓迎している」と述べ、政府間で戦闘になることはないという考えを示しました。日本維新の会の片山共同代表はTPP(環太平洋経済連携協定)の見通しについてただしましたが、安倍総理は「今、ここで諦めたら見込みはゼロだ」と述べるにとどめました。

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