国会“再延長”も…“年金、カジノ”で与野党攻防[2016/12/13 11:46]

 国会は14日が会期末です。自民党はいわゆる「カジノ法案」を成立させる方針で、野党との攻防がヤマ場を迎えます。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 与党側は「何が起きても万全の態勢を取る」と野党側の反発にも強気の構えを崩していません。
 自民党・二階幹事長:「年金もIR(統合型リゾート)も重要法案でありますから、ぜひ成立をさせたい」
 カジノ法案については民進党の議員が委員長であることから、自民党側は委員会採決を省略して直接、本会議で成立させるための「中間報告」という異例の手段を検討しています。一方、年金制度改革法案については安倍総理大臣が出席して審議が行われ、与党側は13日夕方には委員会で採決に踏み切る方針です。
 民進党・山井国対委員長:「ギャンブル、カジノ、その解禁を中間報告という強行のなかの強行ともいえる一番、強烈な方法で採決することは何としても阻止したいと思う」
 野党側は内閣不信任案だけでなく、参議院でも問責決議案などを連発して採決を遅らせることも検討しています。自民党と民進党の参議院の国対委員長が会談しましたが、採決を巡っては決裂したままです。与党側では小幅な会期の再延長も検討され始めていて、与野党の神経戦が展開されています。

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