異例の2時間40分“遅刻” スケジュールどうなる?[2016/12/15 17:53]

 ロシアのプーチン大統領は、予定より2時間40分遅れて15日午後5時前に山口宇部空港に到着しました。会談が行われる山口県長門市の大谷山荘から報告です。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 プーチン大統領が山口宇部空港に到着して約1時間です。ここまでは約60キロの道のりなので、そろそろ到着するのではないかとみていますが、まだ大谷山荘の前の一般道も規制されていない状況です。この後の予定は、当初の予定では少人数の会合があり、その後に夕食会という流れでしたが、今の時点でスケジュールが3時間ほど押していて、進行状況についてはまだ情報が入ってきていません。安倍総理大臣は、地元の山口県で北方領土の在り方について「プーチン大統領と胸襟を開いて議論したい」と話していましたので、これから行われる少人数会談が今回の最大の注目点といっても過言ではありません。安倍総理が5月に提案した元島民を自由に行き来できるようにすることや、日本の企業が進出する共同経済活動などで合意して領土交渉に話をつなげられるかどうかが焦点となります。現時点ですでに3時間押しているので、そのための議論の時間が短くなってしまうのか、あるいはプーチン大統領は夜更かしだという情報もあるので、夜は長いからたっぷり話そうとなるのかは2人の首脳次第ということになりそうです。

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