釜山の慰安婦像設置 杉山外務次官 撤去求め抗議[2016/12/30 23:33]

 韓国の市民団体が釜山の日本総領事館前に、いわゆる「慰安婦像」を設置しました。許可できないとしていた地元の自治体が一転して設置を黙認した形です。これを受けて外務省の杉山事務次官は、韓国の駐日大使に抗議し、撤去するよう求めました。

 杉山次官は30日昼すぎ、慰安婦像が設置されようとする事態を受けて、韓国の李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日大使に「去年の日韓合意の精神に反するもので、極めて遺憾だ」「日韓関係に好ましくない影響を与える」と電話で抗議しました。また、「領事機関の威厳を侵害する」として、設置しないよう要求しました。日本政府は引き続き、慰安婦像を早急に撤去するよう韓国政府に強く申し入れるとしています。

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