総理、フィリピンと豪を歴訪 南シナ海問題など連携[2017/01/15 00:16]

 外遊中の安倍総理大臣はフィリピンとオーストラリアで首脳会談を行い、南シナ海問題への対応やTPP(環太平洋経済連携協定)の発効に向けて対応していくことを確認しました。

 安倍総理が年頭会見で披露した世界地図を俯瞰(ふかん)する外交は、まずは順調に動き始めました。最初の訪問国のフィリピンではドゥテルテ大統領と会談し、中国が強引に海洋進出を進める南シナ海問題について関係国の協力を強め、外交を通じた平和的解決を追求することで一致し、中国を牽制(けんせい)しました。この点ではオーストラリアでもターンブル首相との連携を確認し、防衛協力を進展させました。また、日豪首脳会談ではTPPの意義と価値を再確認し、トランプ次期大統領が脱退表明しているのに対して参加を粘り強く訴えることで一致しました。安倍総理はこの後、インドネシアとベトナムを訪問し、引き続き南シナ海問題と経済分野で連携強化を図ります。

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