日・インドネシア首脳会談 海洋防衛で連携確認[2017/01/16 01:02]

 外遊中の安倍総理大臣はインドネシアとの首脳会談で、中国を念頭に海洋防衛などでの連携を強化することを確認しました。

 安倍総理は、インドネシアがリーダーシップを取ってASEAN(東南アジア諸国連合)が南シナ海問題で連携を取ることに期待し、中国に圧力を掛けたい考えです。
 安倍総理大臣:「(南シナ海での)法の支配や紛争の平和的解決の重要性を改めて確認するとともに、本年のASEAN関連会合等でも連携していくことを確認しました」
 特に、中国が漁業権を主張してインドネシアとの間で緊張感が高まっているナトゥナ諸島について、安倍総理は水産加工工場の建設などを提案しました。中国の強引な海洋進出に待ったを掛けるのが狙いです。さらに、今年中に外務・防衛大臣会合「2+2」をジャカルタで開催し、安全保障分野での協力を深めることでも一致しました。一方、経済面ではジャカルタ近郊の港の開発や鉄道の高速化など、大型インフラ案件の投資を約束しました。また、両首脳はアジアの安定のため、トランプ新政権と密接にコミュニケーションを取る重要性を確認しました。

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